今日の天気は曇っていて少し肌寒かったのだけれども、まあこれぐらいの天気の方が写真を撮るにはよくて、なかなかのカメラ日和だったのである。そしていつもの青葉公園へ。ところが公園を歩いても何も出てきてくれなくて今日は駄目かな。と思いつつ、おはよう橋を渡り、林東公園にはいったところ、ガサガサっと音がしたと思ったら、すごい勢いでエゾリスがこちらへ向かってきた。
あまりの勢いに負けて、ピントが甘い。普通のエゾリスならこちらに気付き逆方向へ引き返すのだが、このエゾリスは勢いそのままに自分の脇を爆走、そのまま通り過ぎていく。自分も急いで後をつけてみた。するとえさを地面に埋めていた。
一生懸命にえさを埋めている。自分が近づいてもあまり気にしていない様子。かなり接近した。1メートルぐらいまで近づいたらまたものすごい勢いで自分の脇を通り抜けて行く。そして一旦エゾリスの姿を見失うのだが、柵の上でじっとしているのを再び発見する。
何やらその場でえさを食べだした様子。少しづつ接近を試みる。ところが2メートル、1メートル50と近付いても全然逃げない。おお、逃げないなと驚きながらシャッターを切る。
この写真、300mmの望遠レンズでトリミングなしです。どれだけ近づいたか分かっていただけると思いますが、もうエゾリスとの距離は1メートルを切っていました。あまり近づきすぎたのでオートフォーカスが合わないくらいでした。そしてなかなかない一枚をとることができました。これです。
さすがにかなり近づいたので、こちらを警戒してえさを食べるのをやめてカメラ目線になった時をいただきました。真正面。エゾリスに履歴書が必要なら履歴書にも使えるんじゃないかと思うほどです。まさかエゾリスのポートレートが撮れるなんてなと思いつつも、ちょっとこの子が心配にもなるのです。ここまで人間慣れてしているのは人間からえさをもらって慣れちゃったんじゃないかなとも思うのです。厳しい自然の中で生きていくには野生の本能が必要ですが、人間からえさをもらうことで野生が失われてしまうかもしれません。別に自分は餌付がどうとは気にしないのですが、自分は餌付をしません。でも餌付をしてエゾリスと仲良くなりたいと思う人もいるということを理解することにしています。
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