2012年11月13日火曜日

阿寒湖珍道中記

10月中頃、友人Sに「11月3日と4日、泊りがけで阿寒湖に行かないか」と誘われたので行くことにした。ホテルはニュー阿寒ホテル。友人Sが予約をとった。交通手段は最初友人Nの車で行く予定だったが、移動距離が長いので、公共交通機関を利用することにした。友人Sが言いだしっぺなので完全に旅行計画をお任せしていたが、当日四日前に友人Sが阿寒湖までどう行ったら安く行けるか調べてくれと、不安なことを言い出す。言いだしっぺなんだからたのむぞと言ったが仕方がないので調べる。札幌から無料シャトルバスが出ているようだが、運航しているのは月水金だけ。我々は土曜日出発なので乗車は無理。北見と帯広と釧路から毎日シャトルバスがでているようなので、帯広までJRで行きそこから無料シャトルバスに乗るのが良いようだった。列車は南千歳から特急スーパーとかちがでているようだった。なんだか先が思いやられるが旅行当日を迎える。
朝10時に千歳駅に集合し、友人Nの車で南千歳駅へ。列車は自由席だが運良く3人とも近くの席に座れた。帯広駅に着く。
阿寒湖までのシャトルバスはとかちプラザ東側から出ているらしい。とりあえず駅をでると正面にとかちプラザをという建物を発見する。
西も東も分からなかったのでとりあえず建物を一周するが、バス停を発見できない。駅に戻って
駅員さんに聞いてみたが判明せず地図だけもらう。そうこうしているうちに発車時刻10分前。焦る我々。もう一度とかちプラザに向かうと、なにやら人だかりとバスを発見。あれかなぁと近づいてみるとそうだった。なんとか無事阿寒湖に行けそうだった。バスに乗り一安心、のんびり景色を楽しむ。
 
残念ながら紅葉はほとんど終わっていたのだけれども、夕日がきれいで景色が良かったのでバスの中から何枚か撮ってみた。4時過ぎにホテルに到着。
とりあえず部屋でくつろぎ。ここで旅の目的を確認した。言いだしっぺの友人Sは、阿寒湖の遊覧船に乗り、阿寒湖のどこかで売っているまりもの歌のCDを手に入れるのが今回の旅の目的であると言う。それについてきた友人Nと自分は野球(この日は日本シリーズ日ハム対巨人の試合があった)を見ることだった。そんなの家でも見れるだろと思うがみんなで見たらそれはそれで楽しいだろうと思ったのである。とりあえずみんなの希望をかなえるために行動する。夕食まで時間があったのでホテルの外のお土産屋さんをまわることにする。このとき明日の帰りのシャトルバスの時間をフロントで確認した。すると朝9時だった。しかも一日これ一本だけ。早いなぁ。残念ながら遊覧船に乗る時間はないんじゃないかと思って、遊覧船の出航時間を聞くと、朝6時から出ているとのこと。1時間ぐらい湖を遊覧するらしいので、ホテルに戻って朝食をとっても、シャトルバスに間に合う。問題は朝5時に起きれるかどうかだけだった。
お土産屋をまわる。いい雰囲気の民芸品のお店がたくさんあって、面白かった。木彫りの熊とかアイヌの人形とか。特におもしろかったのが熊じゃなくてパンダが鮭くわえているやつ。残念ながら写真は撮っていないのだけれども面白かった。友人Sはまりもの歌のCDがどうやら遊覧船乗り場で売っているという情報を得て意気揚々とホテルに戻る。
夕食はバイキング。色々あったので色々食べる。友人Sはもう最近じゃ量より質だからバイキングじゃときめかなくてねとか何とか言っているので、そんなやつはほっといて自分はばくばく食べまくった。自分的には質、量ともに大満足であった。その後部屋に戻り、野球を見る。最初巨人がリードしていたのだけれども、途中中田のホームランで同点に追いつき、俄然面白くなった。試合は結局巨人が勝って、巨人が日本シリーズを制した。それから3人で風呂に入り、さっぱりして11時半ごろ寝ようと思ったところ、友人Sが寝ない。夕食の時も、野球を見ている時も、風呂上がりにも立て続けにビールを飲んでいた友人Sは、完全な酔っ払いと化していた。明日、朝早いから寝るぞと言っても、もっと話がしたいんだとか何とか、明日遊覧船乗れなくてもいいのかと言うと、そりゃ困るとか何とか、布団の中で話聞いてやるからというとそんなんじゃ嫌だとか何とか、そんなやり取りを繰り返しているうちに12時半ころ就寝。そして午前5時起床。眠たい目をこすりながら遊覧船乗り場へ。乗り場は歩いて5分ほど、まだあたりはうす暗い。
朝早いが結構な数の人が遊覧船に乗りこむ。
我々は遊覧船の一番前の席へ。
船はチュウルイ島にあるまりも展示観察センターへ。
自分は本物のまりもを初めて見たよ。
本物はこんなにでかいのかとびっくり。でかいのはソフトボールよりもでかい。
舞いあがるまりも。
一通りまりもを鑑賞して遊覧船に戻る。帰りは船の中でアイヌ民謡の生演奏をやっていたので、これまた最前列で演奏を聴き入る。とても趣深かった。
友人Sは遊覧船乗り場で今回の旅の目的「まりもの歌」のCDを手に入れたようだった。
それからホテルに戻り朝食を食べてからチェックアウトを済ませシャトルバスに乗り込む。帯広駅まで寝る。帯広駅に着いた。友人Nはかなりの鉄ちゃんなので、列車の発車時刻を大体知っている。
さらに列車の時刻表を買って持っているナイスなやつなのだ。友人Nによると列車の到着まで少し時間があるというのでデパートの中にある本屋に立ち寄った。そのあと駅で昼食に豚丼の弁当を買ってこの旅を締めくくった。
今回の旅で学んだことは計画性は大事だということ。行き当たりばったりで現地に着いてからすべての予定を立てるはめになった。しかし旅の恥はかき捨てだと思うと、人に聞いて歩けばなんとかなるということも分かった。旅は日常からの脱却でハプニングがつきものだが、その経験がまた自分を大きくするような気がした。

2012年10月8日月曜日

バイクで伊達室蘭道中記

ひさしぶりにブログを更新します。この間、色々なことがあってなかなかカメラを持って出かけられない日々が続いていました。そうこうしていたら、いつの間にか季節は秋めいていて、友人Aからバイクに乗って出かけないかとの誘いがあったので喜んで出かけることにしたのです。朝7時20分、友人Hが迎えに来てくれて、それから恵庭で友人Aと合流。男三人、バイク2台でまずは長沼方面へ。
とりあえず畑地帯をパシャリ。そうそう友人Aから借りた
NikonFE2。マニュアルカメラもどうだいと勧めてくれる友人A。フィルムの入れ方から、ピントの合わせ方露出計の見かたまで教えてもらってなんとか形だけは撮れるようになった。フィルムは友人Hからもらった。うぅ、やさしい友人たちを持って実に自分は幸せ者であります。この恩義は忘れないうちにお返しするよ。でもまだ自分は撮り方に慣れていないので操作がとてもぎこちない。手元とファインダーをきょろきょろ目で確認しながらなんとか撮る。同じカメラでもこれを友人Aが操るとまるで違うのである。ファインダーをのぞいたままでシャッタースピードやピントをササっと瞬時に決めて撮ってしまうのである。おお、様になっていてかっこいいなぁ。友人Aいわくマニュアルカメラはシャッタースピード、絞り、ピントすべてを自分で操作して決めるから写真を自分の実力で撮っている感じがして面白いよとのこと。うーん、ほとんどカメラ任せで撮れれば満足していた自分ではあるがマニュアルカメラの楽しさも少しわかったような気がする。
それから一行は天気も良いので一路伊達方面へ行くことにする。国道276を通って支笏湖、風不死岳を眺めつつ、途中休憩を入れながらきのこ王国に着く。結構人で混雑していた。流行っているんだな。
ここで食事をとる。きのこ汁大盛りをたのんだのだが、少しぬるかった。きのこ汁で温まる予定だったのだが。バイクで支笏湖方面に入った途端体感温度がぐっと低くなり冷えた体が温まらない。隣の道の駅でコーヒーを飲んで温まることにする。一服した一行はさらに伊達に向かう。

釣り人がたくさん来ていた。鮭でもつっているんだろうか。
カモメも飛んでいた。マニュアルカメラでもカモメ撮ろうとしたけれども、多分失敗しているんじゃないだろうか。昔の動物カメラマンとかすごいなあと思った。
白鳥湾展望台から見た白鳥大橋。
今度はその白鳥大橋に行ってみる。
白鳥大橋から見た室蘭港の工場地帯。
綺麗な橋だよね。白鳥を思わせる白くて長い橋。
その後地球岬に行くことに。
着いた。見渡す限りの海。灯台の雰囲気がナイス。
この水平線を見てください。自分にはただの一直線にしか見えないのですが、とあるカップルがこの水平線を見て「やっぱり地球ってまるいんだねー。」とさも幸せそう地球は丸いのだと認識して帰って行きました。こっちに向かってくる船があってその船が徐々に姿を見せるようなら地球は丸いと認識できるけど。水平線だけ見たら誰もそんなふうには見えないよね。地球は丸いっていう先入観があるから、そう見えるだけだろう。と斜めに構える。
ふう、一通り見るものも見たので後は帰るだけなのだけれども、行きはよいよい、帰りが怖いのがバイクなんだよね。お尻は四つに割れるんじゃないかと思うぐらい痛くなるし、風は冷たいし、かなり過酷なんだよね。でもあえて言うならば、逆にその苛酷さが楽しい?きつくない旅は旅じゃない。きついから記憶にも残るし、達成感が得られる。暖衣飽食の旅なんて、男の修行にはならない。かわいい子には旅をさせよという言葉は初めから旅が過酷なことと言うのが前提でだからこそ本人の成長になるのだと思う。これからも日常から脱却し、記憶に残る、過酷な旅をしていこうと思う。
 
 
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2012年8月27日月曜日

バイクで夕張へ

この日は友人Aと友人Hとバイクで撮影旅行へ行くことに。自分は友人Hのバイクの後部座席に乗せてもらった。早速長沼方面へバイクを走らせるのだけれども空がどんよりしてきた。天気予報では降水確率が50%ほどこれは降るかもしれないと思ったので引き返すことに。
引き返して、車で青葉公園に行き、写真を撮り、千歳のアメカジのお店SOENで服など見て、昼食に無双でラーメンを食べて、はて、昼過ぎになったけれども雨が降らない。確かにパラっとは降ったけれども、これ以上降る気配が感じられない。どうやら天気予報は外れたようだ。晴れつつある。
そうなると友人Hは少しでもバイクに乗りたいということになって再びバイクで走ることに。北海道の夏は短いのだ、楽しめるうちに楽しまねば。島松沢の方に行こうか夕張方面に行こうかとの選択で、自分はどうせなら夕張方面までちょこっと走ってみようと言い夕張方面に走ることに。途中コンビニで休憩を入れるがバイクの後部座席は結構しんどい。何がしんどいかと言うとお尻が痛い。ちょこちょこ体重を移動させるのだけれども、長時間同じ姿勢なのでしんどい。でも楽しいのでこれぐらいは我慢する。
夕張の川端駅と言う無人駅に着いた。ここで写真を何枚か撮ってみた。

川端駅へは千歳から530円となっていた。結構安い。こっちの方へはあまり来ないから分からないものだなぁ。追分方面に行くなら一日9本、列車が通っているみたいだ。夕張方面に行く列車は一日6本と少ないけれども。
それからさらにバイクで進んで夕張キネマ街道へ。
昔の映画の看板が街の中に飾ってある。
普通の民家にも飾ってある。
キネマ街道も興味が湧いたがもっと自分がひきつけられたのが
かつて炭鉱の町として栄えたであろう夕張の街並み
モノクロにするとさらに昭和の雰囲気がでる。
最後に気持ちよさそうに昼寝をしていたネコ。のどかな風景だなぁ。

カメラ旅はいいなぁ、もっとまだ見ぬ景色を求めて色々なところへ行ってみたいなと思ったのでした。

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2012年8月20日月曜日

北海道開拓の村

今日は友人Nに誘われて北海道開拓の村に行くことにした。友人Sも一緒に行った。開拓の村は小学校以来訪れていなかったが、まわっているうちになんとなく記憶がよみがえってきた。以前来たのは何年も前だけれども全然変わってないような気がする。いくらか変わったのかもしれないけれども。
管理棟で聞いたのだけれども写真撮影もブログに公開するのも特に問題ないとのことなのでアップする。

これは旧開拓使札幌本庁舎の建物。後から見て気付いたが、ちょっと建物を撮るには自分のカメラとレンズでは広角側にもの足りなさを感じてしまうなぁ。うーん。建物は緑と白で雰囲気があるのだけれども。そうそう建物の上にある旗の星は開拓のシンボルとして定着してその後正式に開拓使の旗として制定されたらしい。今の北海道旗も左下に小さくあるけれどもこれも星だったとは知らなかったよ。
これは旧小樽新聞社、ここにも開拓のシンボル五稜星がある。
それからいろんな建物があったのだけれども
こんな感じで、まぁみんな一様に古いなぁというという感想しか持てなかった。いかんなぁ、最近、子供の心が急速に失われつつある。何事にも興味を持たないと。
と思っていたら琴線に触れるものがあった。
旧農務省滝川種羊場機械庫だったと思うのだけれども
古いトラクターがたくさん並んでいた。。なんかかっこいいなぁと思ってシャッターを切っていたら、
ふっとなんともノスタルジックな香りが鼻孔をついた。なんだろうと考えを巡らしていると思いだした。祖父の家の車庫と同じ匂いなのだ。匂いには記憶を呼び覚ます力があるのかもしれない。幼少期、農家だった祖父の家の車庫で遊んでいた記憶がよみがえってくる。ネコと呼ばれる手押し車を押しながら意味もなくそこら辺を走りまわっていた。そういう時代があったなぁと感慨にふけってしまった。
こんな農村の風景があって、開拓の村は古き良き時代のフロンティアスピリットが感じられてなかなかのカメラスポットだったなあと思ったのでした。それと広角レンズもほしいなあと思った今日この頃でした。

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