朝10時に千歳駅に集合し、友人Nの車で南千歳駅へ。列車は自由席だが運良く3人とも近くの席に座れた。帯広駅に着く。
阿寒湖までのシャトルバスはとかちプラザ東側から出ているらしい。とりあえず駅をでると正面にとかちプラザをという建物を発見する。
西も東も分からなかったのでとりあえず建物を一周するが、バス停を発見できない。駅に戻って
駅員さんに聞いてみたが判明せず地図だけもらう。そうこうしているうちに発車時刻10分前。焦る我々。もう一度とかちプラザに向かうと、なにやら人だかりとバスを発見。あれかなぁと近づいてみるとそうだった。なんとか無事阿寒湖に行けそうだった。バスに乗り一安心、のんびり景色を楽しむ。
とりあえず部屋でくつろぎ。ここで旅の目的を確認した。言いだしっぺの友人Sは、阿寒湖の遊覧船に乗り、阿寒湖のどこかで売っているまりもの歌のCDを手に入れるのが今回の旅の目的であると言う。それについてきた友人Nと自分は野球(この日は日本シリーズ日ハム対巨人の試合があった)を見ることだった。そんなの家でも見れるだろと思うがみんなで見たらそれはそれで楽しいだろうと思ったのである。とりあえずみんなの希望をかなえるために行動する。夕食まで時間があったのでホテルの外のお土産屋さんをまわることにする。このとき明日の帰りのシャトルバスの時間をフロントで確認した。すると朝9時だった。しかも一日これ一本だけ。早いなぁ。残念ながら遊覧船に乗る時間はないんじゃないかと思って、遊覧船の出航時間を聞くと、朝6時から出ているとのこと。1時間ぐらい湖を遊覧するらしいので、ホテルに戻って朝食をとっても、シャトルバスに間に合う。問題は朝5時に起きれるかどうかだけだった。
お土産屋をまわる。いい雰囲気の民芸品のお店がたくさんあって、面白かった。木彫りの熊とかアイヌの人形とか。特におもしろかったのが熊じゃなくてパンダが鮭くわえているやつ。残念ながら写真は撮っていないのだけれども面白かった。友人Sはまりもの歌のCDがどうやら遊覧船乗り場で売っているという情報を得て意気揚々とホテルに戻る。
夕食はバイキング。色々あったので色々食べる。友人Sはもう最近じゃ量より質だからバイキングじゃときめかなくてねとか何とか言っているので、そんなやつはほっといて自分はばくばく食べまくった。自分的には質、量ともに大満足であった。その後部屋に戻り、野球を見る。最初巨人がリードしていたのだけれども、途中中田のホームランで同点に追いつき、俄然面白くなった。試合は結局巨人が勝って、巨人が日本シリーズを制した。それから3人で風呂に入り、さっぱりして11時半ごろ寝ようと思ったところ、友人Sが寝ない。夕食の時も、野球を見ている時も、風呂上がりにも立て続けにビールを飲んでいた友人Sは、完全な酔っ払いと化していた。明日、朝早いから寝るぞと言っても、もっと話がしたいんだとか何とか、明日遊覧船乗れなくてもいいのかと言うと、そりゃ困るとか何とか、布団の中で話聞いてやるからというとそんなんじゃ嫌だとか何とか、そんなやり取りを繰り返しているうちに12時半ころ就寝。そして午前5時起床。眠たい目をこすりながら遊覧船乗り場へ。乗り場は歩いて5分ほど、まだあたりはうす暗い。
朝早いが結構な数の人が遊覧船に乗りこむ。
我々は遊覧船の一番前の席へ。
船はチュウルイ島にあるまりも展示観察センターへ。
自分は本物のまりもを初めて見たよ。
本物はこんなにでかいのかとびっくり。でかいのはソフトボールよりもでかい。
舞いあがるまりも。
一通りまりもを鑑賞して遊覧船に戻る。帰りは船の中でアイヌ民謡の生演奏をやっていたので、これまた最前列で演奏を聴き入る。とても趣深かった。
友人Sは遊覧船乗り場で今回の旅の目的「まりもの歌」のCDを手に入れたようだった。
それからホテルに戻り朝食を食べてからチェックアウトを済ませシャトルバスに乗り込む。帯広駅まで寝る。帯広駅に着いた。友人Nはかなりの鉄ちゃんなので、列車の発車時刻を大体知っている。
さらに列車の時刻表を買って持っているナイスなやつなのだ。友人Nによると列車の到着まで少し時間があるというのでデパートの中にある本屋に立ち寄った。そのあと駅で昼食に豚丼の弁当を買ってこの旅を締めくくった。
今回の旅で学んだことは計画性は大事だということ。行き当たりばったりで現地に着いてからすべての予定を立てるはめになった。しかし旅の恥はかき捨てだと思うと、人に聞いて歩けばなんとかなるということも分かった。旅は日常からの脱却でハプニングがつきものだが、その経験がまた自分を大きくするような気がした。
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